あんにょん! ゆちょるです。
留学なしで、半年で韓国語を習得した経験を活かし、韓国語オンラインスクールを運営しています。現在30名以上の生徒さんたちと一緒に韓国語を学んでいます。ぼくは韓ドラを使って学んできたので、韓ドラを使った活用法を中心に学習法を公開しています。
今回は「市販書を1週間で捨てて韓国語挫折した僕がたった半年でペラペラになれた勉強法」
留学なしで純ジャパの僕が、これまで実践してきた韓国語の学び方をご紹介します。
目次
目次は以下の通りです
ステップ① 韓国語の勉強を頑張ろうとしない
ステップ② 韓ドラが一番最強の勉強法
ステップ③ ことばを話すということ
僕が半年でペラペラになった学習法をこの目次に沿ってお話させていただきます。
ステップ① 韓国語の勉強を頑張ろうとしない
半年でペラペラになった
僕は中学生の頃からG-DRAGONというKPOPアイドルが好きでした。
彼の書く歌詞、歌い方・ラップ、ファッションに衝撃を受けて、韓国に興味を持ちました。
特に彼の書く歌詞がすごく響きました。
恋愛を謳う歌詞が多いのですが、今まで聞いてきた日本の歌詞とはまた違うストレートな表現に興味を持ちました。
なんといってるんだろう?って興味津々。とにかくたくさん韓国語の歌詞の意味を調べました。
他のKPOPや韓ドラにもハマっていきました。
その後、ある現地の大学生の生活を描いた韓ドラにどハマりしました。
そのドラマには韓国語の字幕があり、字幕の意味もたくさん調べていきました。
もう夢中でした。その頃は受験生だったのですが、行き帰りの電車の中で毎日調べていました。
そうして、韓国語の表現に触れていっていました。
また、実際の現地の人とも話してみたいとも思い、
HelloTalkというアプリがあったので韓国人の友達を見つけました。
韓ドラで出てきた表現を真似して使ってみよう!と思い、会話で積極的に使ってみました。
ざっくり、これが僕の当時の韓国語の勉強です。
当時は勉強だなんて思ってなく、逆に受験のストレスの気分転換として楽しんでいました。
「頑張る!」とか「なんとか耐える!」といったことは考えたことがなく、気づけば話せるようになっていたんです。
「今日までにこれだけ単語を覚える!」という目標を決めたこともなかったです。
好きを活かすことが何より大事
ここでは
韓国語は頑張るな。自分の“好き”をとにかく楽しむべし!
ということを伝えたいです。
あなたはどうして韓国語を勉強していますか?
きっかけはなんでしょうか?
皆さんにも韓国語を学ぼうと思ったきっかけが必ずあるはずです。
例)BTSにハマった、パクソジュンのドラマが好き
その “好き” を生かせばどうでしょうか?
僕はこれまでたくさんの韓国語学習者を見てきましたが、大半の方が韓国語の学習に苦しんでいました。
参考書を一生懸命にこなしたけど…なかなか韓国語の文法が掴めない。
多くの方が参考書を買って、それで勉強しなければいけないという考えに捉われています。
思い切って参考書の勉強をなくしてみてください。
好きな韓ドラ、好きなKPOPで勉強してみることはどうでしょうか?
好きなものなら自然と手が動いて、どんどん進んで学んでしまいます。
僕はそれがたまたま当てはまり、結果韓国語を頑張ってこずに習得することができました。
頑張ることで自分を苦しめる
また、頑張れば頑張るほど
「自分はこれだけやっているんだ!」という自信がつきます。
これが結構あなたの学習のモチベーションを下げる原因になるかもしれません。
もちろん自信につながることはいいことですが、一生懸命やっているのに結果が出ないと大きく落ち込んでしまうこともあります。
つまり “やった気になる” ことが一番危ないんです。
適度に学習を行ってください。
言い換えると、やることを決めたらテキトーに学んでください。それが逆に効果的です。
まとめると大事なのは以下です。
・好きなことを生かすこと
・適度に自分のペースで行うこと
ステップ②から具体的な韓国語学習法について説明していきます。
ステップ② 韓ドラが一番最強の勉強法
様々なシチュエーションごとに学べる
韓国語をネイティブのスピードで理解するためには
単語を意味だけで覚えるのではなく、その単語が使われる状況・ニュアンスまで覚えることが大事です。
つまり、韓国語はエピソードと一緒に学ぶことが欠かせません。
それに対し、参考書で学ぶと暗記に頼った覚え方になってしまい、エピソードとくっついていないので記憶が薄くなってしまいます。エピソードと一緒に覚える暗記法を、エピソード記憶と言います。
日常会話に限りなく近く、
またカフェやレストラン、公園などシチュエーションが多いので、ぼくたちが会話する時にドラマのセリフは真似しやすいです。
意味だけ覚えることの落とし穴を考えていきましょう。
日本語の「思う」と「考える」の違いを考えてみてください。
かなり意味が違いますよね?
でも、韓国語ではどちらも 생각하다 という単語になります。つまり違いがありません。
意味だけで暗記している場合、韓国人はこう言ってしまうかもしれません。
◯「それジミンのだと思うよ」
△「それジミンのだと考えるよ」
単語は意味だけ覚えていても100%正しく使えるようにはならないですよね。
重要なのは、その単語がどのような状況・ニュアンスで使われているのかを知ることです。
僕はドラマのセリフを丸ごと真似して、韓国人に使ってみたところ
「え!こんな言葉どこで覚えたの!」ってびっくりされたことが何度もあります。
ドラマはシチュエーションごとに色々な会話が繰り広げられるので、活用すれば一気に韓国人っぽい表現を学んでいけます。
音>文字 をとにかく意識
韓国語の勉強で大事なのは、音を意識することです。
参考書はCDは付いているものもありますが、ほとんどは文字ですよね。
上の図を見てください。
僕は韓国語の学習をいつも3つに分けて考えています。
この中で大半の方は参考書で勉強しているので、目の学習で終わってしまっているんです。
でも、大事なのは、耳の学習・口の学習です。
つまり、音です。
文字と音は同じなようで、かなり違います。
むしろ音は昔から存在しますが、文字は後から作られました。いわば人工的に無理やり音にくっつけたイメージです。
そのため、文字で韓国語の単語・文法を学んでも、結局聞き取れないことが多くあります。
参考書をとにかくおすすめしていない理由の一つは、ここにあります。
学問的には覚えられるのですが、会話で実践的ではないんですよね。
ドラマの学習では、同じシーンを何度も聞いてください。
好きな歌って頭の中で流れませんか?あれは何度も聞いているからですよね。
同じように、韓国語を学ぶ際も、反復して聞くことが重要です。
僕は後述する『恋愛プレイリスト』というドラマのシーンを何度もリピート再生して、セリフを完璧に覚えました。反復して聞くことで、知らない単語も次第に覚えられるようになりますよね。
好きなものならどこまでもいける
ドラマ好きの方なら、ドラマって夢中になってしまいませんか?
内容も鮮明に記憶していることが多いですよね。
結論、あなたの “好き” という感情に勝るものはありません。
記憶は感情と伴って残るからです。
参考書では 〜します = 합니다 のような表面の知識だけになるのに対し、
韓ドラは圧倒的に濃く記憶ができます。
韓ドラがベストですが、もちろんKPOPが好きな方はYouTubeで推しのインタビューなどでも大丈夫です。
僕はある日『恋愛プレイリスト』というYouTubeの短編ドラマを見つけ、狂ったようにハマってしまいました(笑)
ほぼこのドラマだけで韓国語が上手くなったといっても過言ではないです。
当時受験勉強をしていたのですが、
韓国の大学生活を描いたそのドラマが、いつも辛い日々や常に押し寄せる将来の不安をスッと忘れられたんです。
「早く大学生になりたい!」「こんな面白い人生になりたい!」
この感情が重なってドラマのセリフを丸々暗記していました。
やっぱり好きだと勉強は長く続きますよね。
つまり、あなたの “好き” という感情は韓国語の勉強において最強の宝物になるんです。
ステップ③ ことばを話すということ
最後に、韓国語を話すことについて話します。
もし単語が出てこなったらどうしよう…って悩む方もいらっしゃると思います。
でも、話すことって意外と慣れれば大丈夫。生徒さんと日々接していてそう感じます。
今から韓国語を話すことの大事さを3つに分けてお話します。
頭の中が整理される
インプットは情報を取り入れること。
単語を覚えたり、文法を覚えたりする学習です。
アウトプットはインプットで取り入れた情報を生かして使っていくこと。
韓国語を話すことが当てはまります。
例えば、料理もそうですよね。
レシピを調べていろいろな作り方を見つけたとします。
まだ作ったことがなければ、レシピを見てふわふわイメージできる程度だと思います。
でも、実際に食材を買って調理をすると
頭の中が整理されたっていう経験ってありませんか?
つまりアウトプットをするとインプットで得たものが整頓されて、より鮮明に記憶できます。
インプットがもっと楽になるんです。
言い換えると韓国語の近道のようなものです。
「アウトプットが全然できなくて…」とよく相談を受けるのですが
料理でもなんでも、いつも皆さんが日常で行っていることですよね。
レシピを10個覚えてから料理する。なかなか覚えられません。
レシピを1個見て、すぐに作ってみる。こっちの方が覚えられそうです。
10個も覚えていたら、頭がパンクしちゃいそう。
単語はまずは少ない量を覚えるでOK。
頑張らず、あえて楽をしてください。
そしてアウトプットで頭の中をバッチリ整理する。
インプットとアウトプットの距離を近くしてみてください。
経験をする
あなたが日本語を話せる理由も、経験をしてきたからです。
先述したエピソード記憶のお話と似ていますが、
“とりあえず真似して言ってみる” という行為が何よりも大事です。
韓国語という分野で、ことばを話すという経験値を積んでいきます。
例えば、
「1つ」を「いっつ」と呼んでしまった…
これも経験。間違えるとより記憶が強固になります。
間違えると、“すごく恥ずかしい思いをしたな” ということすら全部がエピソードとなって覚えていくんです。
経験値なくして、できるようになるには程遠いかもしれません。
「コロナ」という言葉の例も考えてみましょう。
コロナの流行は2020年から始まったので、その前は耳にしない言葉でした。
でも今ではどうでしょう?
「コロナ」と聞くと
「病院」「ワクチン」「パンデミック」「マスク」など
日常では当たり前になり、
「コロナ」という言葉に別の言葉を連想することが容易になったと思います。
言葉とはこんなように覚えていくんです。これも一種の経験ですよね。
僕は韓ドラに夢中になってしまい、大学生活の舞台のストーリーに惹かれました。
「お酒のゲームって韓国ではこんなものがあるんだ!」
それを韓国の友達とお酒飲んでいる時にやってみました。
その時に 공격 = 攻撃 という単語を覚えました。
お酒のゲームで「私を攻撃しないで」という文脈で使っていました。
それ以来今までずっとその単語は忘れていません(笑)
イメージはつかめましたか?
経験値を積む、ということを実践してみてくださいね。
韓国語の本当の楽しさがわかる
ゆちょるが一番伝えたいのはこれです。
家族や友達と話すときは幸せですよね。
コミュニケーションって幸せを感じる行為だと思うんです。
韓国語って伝わったら楽しい。人と会話をしたら楽しい。
結局これだと思います。
ぼくは勉強勉強…って捉えすぎていました。
文法が…単語が…リスニングもしなきゃ…
それよりもコミュニケーションだと考えてください。
学校で行った勉強とは唯一違う、会話を通じて学べる勉強が語学です。
言語は、人と人とのコミュニケーションツールなんですよね。
ことばがないと伝えたいことを伝えられなくなってしまう。
自分が困っているときにことばが通じないと、どうしようもなくなってしまう。
ことばは相手との自分を繋ぐコミュニケーションの道具。
自分が何かしんどいことがあった時に心配の声をかけてくれるのもことば。
いつもありがとうって感謝を言えるのもことば。
皆さんが今いるご家族、お友達
みんなことばっていう道具を僕たちが手にできて、どう使うか経験できたからこそ今の人間関係がありますよね。
韓国語も同じ。机の上の勉強に留まってしまうとなかなかうまくいきません。
でも、一歩踏み出して韓国語をコミュニケーションとして使っていくと新しい人々との出会いが広がっていきます。
ことばは伝えることで絆を作り、大事な人間関係を作り、やがてコミュニティができていきます。
ぼくはもともと話すのが苦手で、人前でいつも手足が震えるタイプでした。
そんなぼくに韓国語上手!って言ってくれる友達ができました。
なぜか勇気が湧いてきて、気づいたらどんどん積極的に話せるようになりました。
大学のキッチンカーでお弁当を買おうと並んでいたら、
前の人が韓国人だったので声をかけてみるとすごく仲良くなって韓国をたくさん案内してくれた子もいるし、
新大久保で声をかけた同い年の子が日本に来て友達がいないのをきっかけに、一緒に日韓交流会を行ったこともあったり、
韓国の友達が1人1人に思い出の詰まったエピソードがあります。
文法あってるかな、単語間違ってないかな、と気にしていたときはあまり成長はなかったです。
話していくことで韓国語の楽しさに気づくことができます。
少しずつ。一歩一歩進んでいけばいいです。
間違えてこそ覚える。だから間違えること賛成!
ちょっとの行動の積み重ねで、少しずつ経験値を積んでいきましょうね。
まとめ
改めて、皆さんはどんなきっかけで韓国語の勉強を始めましたか?
あなたの好きを生かしてください。
“参考書で勉強しなければいけない” というルールはありません。
韓国語は勉強ではなく
好きなこととして捉えてください。
韓国語も立派なことばですよね。
ことばとは、
相手に伝えるためのコミュニケーションツール
この存在意義を忘れてしまうと、
ことばとしての役割がなくなり、学問としての勉強になってしまいます。
わたしたち日本語がないと会話ができませんよね?
この学習法を参考にして、日々の学習に取り入れてみてください
そして、韓国という違う国の文化や背景、性格を持つ人々と仲良くなることで、新しい経験をしていってください。
오늘도 읽어주셔서 감사합니다!
여러분이 많은 사람들과 교류해주시길 바랄게요.그러면 안녕~!
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