あんにょん! ゆちょるです。
留学なしで、半年で韓国語を習得した経験を活かし、韓国語オンラインスクールを運営しています。現在30名以上の生徒さんたちと一緒に韓国語を学んでいます。ぼくは韓ドラを使って学んできたので、韓ドラを使った活用法を中心に学習法を公開しています。
今回は「【単位とセットで覚える】韓国語の数字をマスターしよう!!」について紹介します。
韓国語学習の基本、数字を今日は丁寧に解説していきます。
韓国語の数字とは
日本語で数字を数えるとき「一(いち)」と「一つ(ひとつ)」の2通りで数えていきますよね。
これは韓国語も同じです。それぞれ『漢数詞』と『固有数詞』と呼ばれます。
今回はこれら『漢数詞』と『固有数詞』と、それに加え
時間や個数、人数、物の値段などなど数字+単位について一覧表で紹介します。
目次
目次は以下の通りです
① 韓国語の数字の前提
② 漢数詞
③ 固有数詞
④ 時間を表してみよう
⑤ 単位
最初に韓国語の数字の種類について説明をし、④と⑤では単位を絡めた会話で使える形を解説していきます。
韓国旅行に行った際に実践アウトプットとして使ってみてください。
韓国語の数字
数字は2種類ある
まず韓国語には、数字が漢数詞・固有数詞の2種類あります。
以下が一覧表です。
数字 | 漢数詞 | 固有数詞 |
---|---|---|
1 | 일(イル) | 하나(ハナ) |
2 | 이(イ) | 둘(トゥル) |
3 | 삼(サム) | 셋(セッ) |
4 | 사(サ) | 넷(ネッ) |
5 | 오(オ) | 다섯(タソッ) |
6 | 육(ユク) | 여섯(ヨソッ) |
7 | 칠(チル) | 일곱(イルゴプ) |
8 | 팔(パル) | 여덟(ヨドル) |
9 | 구(ク) | 아홉(アホプ) |
10 | 십(シプ) | 열(ヨル) |
11 | 십일(シビル) | 열하나(ヨラナ) |
12 | 십이(シビ) | 열둘(ヨルドゥル) |
13 | 십삼(シプサム) | 열셋(ヨルセッ) |
14 | 십사(シプサ) | 열넷(ヨルレッ) |
15 | 십오(シボ) | 열다섯(ヨルタソッ) |
16 | 십육(シムニュク) | 열여섯(ヨルリョソッ) |
17 | 십칠(シプチル) | 열일곱(ヨリルゴプ) |
18 | 십팔(シプパル) | 열여덟(ヨルリョドル) |
19 | 십구(シプク) | 열아홉(ヨラホプ) |
20 | 이십(イシプ) | 스물(スムル) |
30 | 삼십(サムシプ) | 서른(ソルン) |
40 | 사십(サシプ) | 마흔(マフン) |
50 | 오십(オシプ) | 쉰(シュイン) |
60 | 육십(ユクシプ) | 예순(イェスン) |
70 | 칠십(チルシプ) | 일흔(イルン) |
80 | 팔십(パルシプ) | 여든(ヨドゥン) |
90 | 구십(クシプ) | 아흔(アフン) |
100 | 백(ペク) | |
千 | 천(チョン) | |
万 | 만(マン) | |
億 | 억(オッ) | |
兆 | 조(チョ) |
(音声挿入)
皆さんはこれら2つの数字は何が違うか知っていますか?
日本語で言う
「一(いち)、二(に)、三(さん)」は
韓国語では
“일(イル)、이(イル)、삼(サム)”
と続いていき、
日本語で言う
「一つ(ひとつ)、二つ(ふたつ)、三つ(みっつ)」は
韓国語では
“하나(ハナ)、둘(トゥル)、셋(セッ)”
に当たります。
それぞれ漢数詞・固有数詞と呼ばれますが、
漢数詞は漢字由来の数字、固有数詞は古来からある韓国独自の数字になります。
そのため、
漢数詞は「一(イチ)」と「일(イル)」、「三(サン)」と「삼(サム)」などちょっと似ていますよね。
逆に固有数詞は似ていないことがわかると思います。
漢数詞
漢数詞は、日本語の「いち、に、さん」にあたる数え方です。
日本と同じく漢字に由来するものなので、
1=イル、3=サム、5=オ、6=ユク…などなど
発音が近いものがたくさんあります。
また、漢数詞は0から大きな数字まですべての数字を表すことができます。
(※この後説明しますが、固有数詞はすべての数字を表せません)
数字 | 漢数詞 |
---|---|
1 | 일(イル) |
2 | 이(イ) |
3 | 삼(サム) |
4 | 사(サ) |
5 | 오(オ) |
6 | 육(ユク) |
7 | 칠(チル) |
8 | 팔(パル) |
9 | 구(ク) |
10 | 십(シプ) |
11 | 십일(シビル) |
12 | 십이(シビ) |
13 | 십삼(シプサム) |
14 | 십사(シプサ) |
15 | 십오(シボ) |
16 | 십육(シムニュク) |
17 | 십칠(シプチル) |
18 | 십팔(シプパル) |
19 | 십구(シプク) |
20 | 이십(イシプ) |
30 | 삼십(サムシプ) |
40 | 사십(サシプ) |
50 | 오십(オシプ) |
60 | 육십(ユクシプ) |
70 | 칠십(チルシプ) |
80 | 팔십(パルシプ) |
90 | 구십(クシプ) |
100 | 백(ペク) |
千 | 천(チョン) |
万 | 만(マン) |
億 | 억(オッ) |
兆 | 조(チョ) |
1から兆までを表した漢数詞の表です。
1〜10 일,이,삼,사,오,육,칠,팔,구,십
11〜20 십일,십이,십삼,십사,십오,십육,십칠,십팔,십구,이십
…
と続いていきます。
「あれ?同じものが来てない?」
そうなんです!
韓国語の数字ってすごく簡単で日本語と全く同じように組み合わせていきます。
日本語だと
11(ジュウイチ)=10(ジュウ)+1(イチ)
韓国語では
11(십일 シビル)=10(십 シプ)+1(일 イル)
というように
読み方も10 と 1 を組み合わせて「シビル」と読みます。
他も同様で
20(이십 イシプ)=2(이 イ)+10(십 シプ)
34(삽십사 サムシプサ)=3(삼 サム)+10(십 シプ)+4(사 サ)
このようになります。
意外とシンプルですよね。
つまり1〜10までが分かれば
구십구 である99まで足し算で組み合わせればOKなんです。
先ほどの表に戻ると
100,1000,10000
あとこの3つを覚えれば1万までの数字を言えるようになります。
例えば
175(백칠십오 ペクチルシボ)
=100(백 ペク)+7(칠 チル)+10(십 シプ)+5(오 オ)
1650(천육백오십 チョンユクペクオシプ)
=1000(천 チョン)+6(육 ユク)+100(백 ペク)+5(오 オ)+10(십 シプ)
桁が大きい数でも1個ずつ辿っていけば、組み合わせで全て表せられます。
やっぱり日本語と同じですね。上の数字は、身長とかお金で使えます。
また、0 は 공(ゴン) または 영(ヨン) になり、ほとんど 영 を使います。
공は「010〜」などの電話番号の時や 00年生など限定的に使われ、それ以外は 영 を使います。
00年生とは、韓国人の年齢の言い方で “2000年生まれ” という意味です。
2000年以降の生まれの方や、好きなアイドルが2000年以降の年齢という方は、공 を覚えてみてくださいね。
例えば、03년생이에요(ゴンサムニョンセンイエヨ)は
「2003年生まれです」という意味になります。
ちなみにそれ以外の表現として
0点は빵점(ッパンジョム)と言います。
빵 はパンなのですがパンの丸い形が0に似ているから、このように面白く表現するようになったみたいです。
固有数詞
固有数詞は、日本語の「ひとつ、ふたつ、みっつ」にあたる数え方です。
“固有”とあるとおり、
韓国独自の数字のため、日本と発音が似ていないです。
特徴として、99までの数え方しかないです。
よくよく考えてみると、日本語でも「十つ(とおつ)」までしか言わないですよね。
そのため、すべての数字を表せられず、100以降の数え方は漢数詞を使います。
数字 | 固有数詞 |
---|---|
1 | 하나(ハナ) |
2 | 둘(トゥル) |
3 | 셋(セッ) |
4 | 넷(ネッ) |
5 | 다섯(タソッ) |
6 | 여섯(ヨソッ) |
7 | 일곱(イルゴプ) |
8 | 여덟(ヨドル) |
9 | 아홉(アホプ) |
10 | 열(ヨル) |
11 | 열하나(ヨラナ) |
12 | 열둘(ヨルドゥル) |
13 | 열셋(ヨルセッ) |
14 | 열넷(ヨルレッ) |
15 | 열다섯(ヨルタソッ) |
16 | 열여섯(ヨルリョソッ) |
17 | 열일곱(ヨリルゴプ) |
18 | 열여덟(ヨルリョドル) |
19 | 열아홉(ヨラホプ) |
20 | 스물(スムル) |
30 | 서른(ソルン) |
40 | 마흔(マフン) |
50 | 쉰(シュイン) |
60 | 예순(イェスン) |
70 | 일흔(イルン) |
80 | 여든(ヨドゥン) |
90 | 아흔(アフン) |
1から90までを表した固有数詞の表です。
漢数詞と同様、こちらも組み合わせていきますが、少し異なる点があります。
例えば、“21”と言いたい場合
漢数詞…이십일(イシビル) 日本語:21(にじゅういち)
固有数詞…스물하나(スムルハナ)
となりますが
漢数詞では「2(이 イ)+10(십 シプ)+1(イル)」と3つ組み合わせているのに対し
固有数詞では「20(스물 スムル)+1(하나 ハナ)」と2つ組み合わせています。
つまり、
11〜19では、열 +〇〇
21〜29では、스물 +〇〇
31〜39では、서른 +〇〇…
というようなシンプルな組み合わせになります。
例えば
27(스물 일곱 ペクチルシボ)=20(스물 スムル)+7(일곱 イルゴプ)
85(여든 다섯 ヨドゥンタソッ)=80(여든 ヨドゥン)+5(다섯 タソッ)
ちなみに
70の일흔 と 7の일곱
80の여든 と 8の여덟
90の아흔 と 9の아홉
この3つは形がそっくりなので暗記の手助けになると思います。
ただ、やっぱり固有数詞は漢数詞よりも覚えるのが難しいですよね。
でも先ほどお伝えしたように、100以降の数字を表すときは全て漢数詞を使います。
この点は少し楽になりますよね。
ここまで押さえれば韓国語の数字はバッチリです!
次は数字をさらに応用していきますね。
時間を表してみよう
最初にウォーミングアップで韓国語の時間を表していきましょう!
皆さんイマ(何年何月何日何時何分何秒)を表すには、韓国語でどう言ったらいいでしょうか?
仮に、2024年5月8日10時10分16秒だとします。
ポイントを先に言うと
“何時か”だけが固有数詞を使い、それ以外は全て漢数詞を使いましょう。
例えば、5時を表すときは
固有数詞の「5」である “다섯” に
「時」の “시” を組み合わせます。
なので、5時 다섯시 となります。
8月を表すときは
漢数詞の「8」である “팔” に
「月」の “월” を組み合わせます。
なので、8月 팔월 となります。
このように何時だけは固有数詞、残りの全ては漢数詞を使います。
日本語と違う点が、ちょっとややこしいですよね。
日本語では、「10時10分(じゅうじじゅっぷん)」ですが
韓国語では、열시 십분 となります。
10時は固有数詞で 열시
10分は漢数詞で 십분
と同じ 10 でも変えなければいけません。
この漢数詞か固有数詞かどちらを使うか問題は単位ごとによってバラバラなので、これから整理して詳しく解説をしていきます。
ここでは、“何時か” だけが固有数詞だと理解していきましょう。
仮にイマを2024年1月1日5時5分5秒だとすると、韓国語ではどうなるでしょうか?
一緒に考えてみましょう。
単語リスト
年:년 月:월 日:일 時:시 分:분 秒:초
上の単語リストを使って数字を当てはめてみてください。
正解はこちらです。
2023年 이천이십사년
1月 일월
1日 일일
5時 다섯 시
5分 오분
5秒 오초
2023年1月1日5時5分5秒
이천이십사년 일월 일일 다섯시 오분 오초
皆さん、ポイントは覚えていますか?
時間だけが固有数詞を使うので、
時間の「5時」を表すときは 다섯 を使い、「5分」や「5秒」を表すときは 오 を使います。
大事なので、この点に注意してください。
また、もう一つ注意点をお伝えします。
時 | 月 |
---|---|
1時 한 시(ハンシ) | 6月 유월(ユウォル) |
2時 두 시(トゥシ) | 10月 시월(シウォル) |
3時 세 시(セシ) | |
4時 네 시(ネシ) |
このように【何時・何月】の表現には例外の形が6つあります。
何月の 유월 と 시월 に関しては
漢数詞の 6 は 육 、10 は 십 ですが、유월 と 시월 を見るとそれぞれパッチムの ㄱ と ㅂ が消えています。
「これなぜだと思いますか?」
理由は、육월 や 십월 と言うと発音しにくいから。
歴史の流れで昔の韓国の人々が話しているうちに自然とこう変わったと覚えてください。
昔の韓国人が言いやすくしたんだねでOKです。
※ちなみに「6月」を 유월 と教科書では紹介されていますが、육월 と言う韓国人も一定数います。
もう一つの何時の 한 시、두 시、세 시、네 시 の方ですが、こちらは明確なルールがあります。
固有数詞はそれぞれ 1 하나 、2 둘 、3 셋 、4 넷 ですが、
한 시 : 하나 → 한
두 시 : 둘 → 두
세 시 : 셋 → 세
네 시 : 넷 → 네
とパッチムの ㄹ と ㅅ が消えたり、하나 が 한 になったりしていますよね。
なぜこうなるかというと
実は固有数詞の 1、 2、 3、 4 が単位につくときは、以下のように変化するというルールがあります。
1 | 2 | 3 | 4 | |
---|---|---|---|---|
通常の形 | 하나 | 둘 | 셋 | 넷 |
単位がつく形 | 한 | 두 | 세 | 네 |
今回の時間だけに限らず、他の単位でも同じ現象が起きます。
例えば
「1回」 한 번
「2人」 두 명
「3個」 세 개
というように 한, 두, 세に変わっています。
2、 3、 4 はパッチムが取れるだけなので、簡単に覚えられますね。
これまでをまとめると時間を表すときのポイントは
①時間 固有数詞 その他 漢数詞
②6月 유월 10月 시월
③1時 한 시 2時 두 시 3時 세 시 4時 네 시
①“何時”だけが固有数詞、それ以外は漢数詞
②歴史の流れで言いやすいように ㄱ や ㅂ がなくなった。
③ 하나 ・ 둘 ・ 셋 ・ 넷 の4つだけは単位がつく時は変化する。
これをおさえてくださいね。
単位と一緒に数字を言おう
では最後に今まで学んだ2種類の数字を用いて単位と組み合わせていきましょう。
先ほど学んだ固有数詞に単位がつく時は
1 | 2 | 3 | 4 | |
---|---|---|---|---|
通常の形 | 하나 | 둘 | 셋 | 넷 |
単位がつく形 | 한 | 두 | 세 | 네 |
このように形が変わることも忘れないでくださいね。
単位はたくさんあるのですがよく使うものを厳選してゆちょるがまとめました。
以下が、単位一覧表です。
漢数詞 | 番 / 번 | 度 / 도 | 階 / 층 | 人分 / 인분 | ウォン / 원 | 円 / 엔 |
固有数詞 | 個 / 개 | 人 / 명 | 歳 / 살 | 回 / 번 | 匹 / 마리 | 杯 / 잔 |
時間の単位 | 年 / 년 | 月 / 월 | 日 / 일 | 時 / 시 | 分 / 분 | 秒 / 초 |
期間の単位 | 時間 / 시간 | 日(間) / 일간 | 週間 / 주일 | ヶ月 / 개월 or 달 |
ひとまずこれだけでOK!
日常会話ではほとんどこれを使います。旅行で使えそうなものは積極的に覚えてみてくださいね。
それでは、一個ずつ解説するので、ゆっくり見ていきましょう!
漢数詞か固有数詞のどちらの数字を使うかはルールというものがなく、地道に覚えるしかないです。
そのため、分かりやすくグループに分けて考えていきましょう。
ここでは3つに分けて説明をしていきます
1.漢数詞を使う単位
2.固有数詞を使う単位
3.期間・時間に関する単位
漢数詞を使う単位
まずは漢数詞を使う単位から。単位はこちらです。
番、度、階、人分、ウォン・円
漢数詞 | 番 / 번 | 度 / 도 | 階 / 층 | 人分 / 인분 | ウォン / 원 | 円 / 엔 |
---|
この5つをテンポ良く見ていきましょう。
- 番 / 번
일번 이번 삼번 사번 오번 육번 칠번 팔번 구번 십번
1〜10番まではこのように言います。
よく駅の何番出口かを言う時やお店で待つときにもらう番号でも使います。
例えば
저희 일번출구에서 봐요!
私たち1番出口で会いましょう!
번호는 몇이야? 나 오번.
番号は何? 私、5番。
こんなように使います。
2. 度 / 도
こちらは発音が日本語と全く同じです。
言わずもがなですが、気温や体温を言う時などで使います。
例えば
A:「나 열이 났어…」(私熱ある…)
B:「괜찮아? 몇도야?」(大丈夫?何度なの?)
A:「삼십구도. 죽을 것 같아…」(39度。死にそう…)
こんな感じで使えます。
3. 階 / 층
일층 이층 삼층
1階 2階 3階 のように表現します。
ぼくたちは主にお店に行った時に使いましょう。
일층 이층あたりは言えるようにはしておいてくださいね。
例えば
이층에 올라가세요
2階に上がってください
のように韓国料理屋さんで案内されることが多いので、ちゃんとキャッチできるように準備しておきましょう!
4. 人分 / 인분
일인분 이인분 삼인분
1人分 2人分 3人分
ここも主に韓国のご飯屋さんで使えますよね。
特に韓国は量が多いので、
きちんと「1人分でお願いします」と言わないといけなかったり、「2人分ですか?」と聞けるようにしないと怖いです。
例えば
김치전 이인분 주세요
キムチチヂミ2人分ください
というようにしっかりと注文できるようにしておきましょう。
5. ウォン / 원 ・ 円 / 엔
最後はお金の単位ですね。
「ウォン」「エン」韓国語の発音も日本語通りです。
ただ、連音化(音同士が繋がる仕組み)があるので、聞きとることはかなり難しいです。
例えば
천원입니다
1000ウォンです
※これは「チョンウォン」と言うかと思いきや、「チョノォン」のように音が繋がってしまいます。
(ハングルで書くと、천원 → 처눤 のように音が変化しています)
삼백이십원이에요
320ウォンです
※同様に「サムべギシボォニエヨ」と音が繋がります。
店員さんがお支払いの時に必ず使いますよね。
ただ音が「ウォン」「エン」と単位自体は簡単ですが、音が繋がるせいで聞き取りが難しいので、ここは徐々に慣れていきましょう。
他には
이 옷이 이만원짜리였어
この服2万ウォンだったよ
のようにも言います
짜리 というのは「~に値するもの、~ほどのもの」と言う意味があり、
〇〇짜리 と 〇〇に数字を当てはめて使う場合も多いです。
ここで説明した
番 / 번 度 / 도 階 / 층 人分 / 인분 ウォン / 원 円 / 엔
は漢数詞を使うとおさえましょう。
固有数詞を使う単位
次に固有数詞です。単位はこちら。
個、人、歳、回、匹、杯
固有数詞 | 個 / 개 | 人 / 명 | 歳 / 살 | 回 / 번 | 匹 / 마리 | 杯 / 잔 |
---|
この6つを解説していきます。
実は漢数詞よりも固有数詞を使う単位の方が多いです。
この6つもテンポ良く見ていきましょう!
ただ、固有数詞はルールがありますよね。ここに注意して一個一個見ていきます。
- 個 / 개
固有数詞のルールのため
한 개 두 개 세 개 네 개
1個 2個 3個 4個
と表現します。
もの :〜個 개
人 :〜人 명
生き物:〜匹 마리 と分けることができます。
例えば
호떡 두 개 주세요
ホットク2つください
붕어빵 세 개 주세요
たい焼き3つください
数を数えるときはたくさんあるので、言えるようにしていきましょう!
2. 人 / 명
人を数えるときはこっちになります。
ちなみに、「何人いる?」を 몇명 있어? と言います。
“何”にあたる韓国語が 몇 なので合わせて知っておきましょう。
세 명에서 놀자
3人で遊ぼう
우리 가족은 다섯 명이에요
私の家族は5人です
のように表現します。
この「個」「人」の2つは頻出頻度が高いのでよく耳にすると思います。
3. 歳 / 살
ここで、
「1歳」など “〜歳” と単位として用いるときは 살
「歳が近いね」など “歳” という名詞を使うときは 나이
と違う単語を使うので注意しましょう。
ここでは 살 です。
年齢に関しては年齢早見表を作成したのでこちらをご参考にしてください。
27歳であれば 스물일곱 살
39歳であれば 서른아홉 살
となります。
ちなみに大人気の韓ドラ『39歳』の韓国語名がまさに “서른, 아홉” になっています。
身近な韓ドラも十分に韓国語の勉強になりますね。
他にも年齢は 년생 という言い方もできます。
以前自己紹介の記事も作成したので、よろしければこちらもご覧ください。
4. 回 / 번
「あれ?さっき번ってやらなかった?」
って思った方は鋭いです。この点はかなりややこしいのですが…
漢数詞+번 の場合(先ほどの学習)
“番” という単位になります。
固有数詞+번 の場合(今回の学習)
“回” という単位になります。
例えば
일 번 출구 という時は
일 이 삼 の漢数詞を使っているので
「1番出口」の “番” になり、
한 번 가봤어 という時は
하나 둘 셋 の固有数詞を使っているので
「1回行ったことある」の “回” になります。
つまり、同じ 번 でも数字が変われば、 “番” か “回” という意味に変わるということです。
ややこしいですが、だんだんと慣れていくので、今の段階では「ふーん」って思っておきましょう!
では例文です
한 번만 이거 먹어봐
1回だけこれ食べてみて
한국은 세 번 가본 적이 있어요
韓国は3回行ったことあります
同じ 번 でも「番」よりも「回」を言う頻度が圧倒的に多いですので、こちらから先に覚えてもいいと思います。
5. 匹 / 마리
한 마리 , 두 마리 , 세 마리 , 네 마리
1匹 2匹 3匹 4匹
と続いていきます。
저는 강아지 두 마리 키워요
私は犬を2匹飼っています
우리 집에 고양이 네 마리 있어
私の家に猫が4匹いる
のように表現します。
もしわんちゃんや猫ちゃんなど飼っている方は使えるようにしてみてくださいね。
6. 杯 / 잔
韓国人はよく
한 잔 하자 1杯やろう
と言っています笑
もしかしたらこのフレーズで一番聞くかもしれません。
お酒好きな国民性だからですね。
우리 오늘 한 잔 할래?
うちら今日1杯やらない?
두 잔 주세요
2杯ください
お酒好きな方は特に使う頻度が高いと思います。
ではでは、ここまでが漢数詞と固有数詞別の単位の紹介でした。
残りは、時間と期間に関する単位で締めていきましょう!
時間・期間の単位
ここで復習がてら、皆さんに質問です。
年、月、日、時、分、秒 のうち1つだけ固有数詞を使うものがありますが、どれか覚えていますか?
そうです。先ほどご紹介したように “何時” だけは固有数詞を使います。
時間と期間を一緒に以下でまとめていいます。
時間の単位 | 年 / 년 | 月 / 월 | 日 / 일 | 時 / 시 | 分 / 분 | 秒 / 초 |
1年 / 일년 | 1月 / 일월 | 1日 / 일일 | 1時 / 한 시 | 1分 / 일분 | 1秒 / 일초 | |
期間の単位 | 時間 / 시간 | 日(間) / 일(간) | 週間 / 주일 | ヶ月 / 개월 or 달 | ||
1時間 / 한 시간 | 1日(間) / 1일(간) | 1週間 / 일주일 |
1ヶ月 / 일개월 or 한 달 |
期間の単位は
時間、日(間)、週間、ヶ月、年の5つになります。
まずは時間
これは“何時”と同じで固有数詞を使うため、
한 시간 두 시간 세 시간 …
1時間 2時間 3時間… と続いていきます。同じなので簡単ですね。
次に日(間)
ここは注意が必要です。
日本語でも「1日(ついたち)」、「2日(ふつか)」というように、韓国語でも慣例的に以下のように続いていきます。
1日(ついたち) | 하루 |
2日(ふつか) | 이틀 |
3日 | 사흘 |
4日 | 나흘 |
一応10日間まであるのですが、大体4日間までを日常的に使います。
日本語でも「1日(ついたち)」、「2日(ふつか)」の2つしか言わないのと同じ感じですね。
それ以降は漢数詞の方を使います。
なので、例えば「5日」の場合 오일(간) と言います。
※ただし、3日からは 삼일 と会話で言う人もたくさんいます。1日、2日の言い方だけは必須で覚えましょう。
続いて週間
주일 と表現し、ここも漢数詞を使います。
일주일 이주일 삼주일 사주일…
1週間 2週間 3週間 4週間… と続いていきます。
そしてヶ月
ここはなんと漢数詞と固有数詞の2つの言い方ができます。
日本語でも「1ヶ月(いっかげつ)」と「ひと月(ひとつき)」と言うので納得できると思います。
漢数詞の場合 1ヶ月にあたる
일개월 이개월 삼개월
1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月
固有数詞だと ひと月にあたる
한 달 두 달 세 달
ひと月 ふた月 3ヶ月 と表します。
最後は年
ここも同じく漢数詞に년をつけます。
半年の半は 반 というので
반년 일년 이년 삼년
半年 1年 2年 3年 になります。
ちなみに동안が間という意味なので、1년동안 とも言ってもいいです。
お疲れ様でした。以上が単位との組み合わせになります。
一度組み合わせてみて、日常で使う言葉をイメージすると感覚が掴めてくると思います。
まとめ
では本日のおさらいをします。
韓国語の数字は日本語と同じように、漢字由来の漢数詞・韓国古来の固有数詞の2つがあります。
以下が一覧表です。
数字 | 漢数詞 | 固有数詞 |
---|---|---|
1 | 일(イル) | 하나(ハナ) |
2 | 이(イ) | 둘(トゥル) |
3 | 삼(サム) | 셋(セッ) |
4 | 사(サ) | 넷(ネッ) |
5 | 오(オ) | 다섯(タソッ) |
6 | 육(ユク) | 여섯(ヨソッ) |
7 | 칠(チル) | 일곱(イルゴプ) |
8 | 팔(パル) | 여덟(ヨドル) |
9 | 구(ク) | 아홉(アホプ) |
10 | 십(シプ) | 열(ヨル) |
11 | 십일(シビル) | 열하나(ヨラナ) |
12 | 십이(シビ) | 열둘(ヨルドゥル) |
13 | 십삼(シプサム) | 열셋(ヨルセッ) |
14 | 십사(シプサ) | 열넷(ヨルレッ) |
15 | 십오(シボ) | 열다섯(ヨルタソッ) |
16 | 십육(シムニュク) | 열여섯(ヨルリョソッ) |
17 | 십칠(シプチル) | 열일곱(ヨリルゴプ) |
18 | 십팔(シプパル) | 열여덟(ヨルリョドル) |
19 | 십구(シプク) | 열아홉(ヨラホプ) |
20 | 이십(イシプ) | 스물(スムル) |
30 | 삼십(サムシプ) | 서른(ソルン) |
40 | 사십(サシプ) | 마흔(マフン) |
50 | 오십(オシプ) | 쉰(シュイン) |
60 | 육십(ユクシプ) | 예순(イェスン) |
70 | 칠십(チルシプ) | 일흔(イルン) |
80 | 팔십(パルシプ) | 여든(ヨドゥン) |
90 | 구십(クシプ) | 아흔(アフン) |
100 | 백(ペク) | |
千 | 천(チョン) | |
万 | 만(マン) | |
億 | 억(オッ) | |
兆 | 조(チョ) |
そして単位ごとに漢数詞か固有数詞のどちらを使うのかが決まっています。
固有数詞は、1~4 が 한, 두, 세, 네 と変わることもおさえていきましょう。
漢数詞 | 番 / 번 | 度 / 도 | 階 / 층 | 人分 / 인분 | ウォン / 원 | 円 / 엔 |
固有数詞 | 個 / 개 | 人 / 명 | 歳 / 살 | 回 / 번 | 匹 / 마리 | 杯 / 잔 |
時間の単位 | 年 / 년 | 月 / 월 | 日 / 일 | 時 / 시 | 分 / 분 | 秒 / 초 |
期間の単位 | 時間 / 시간 | 日(間) / 일간 | 週間 / 주일 | ヶ月 / 개월 or 달 |
数字を粗方覚えることができた方は、できれば数字と単位もセットで覚えていきましょう。
数字に関して必要なインプットは完了しました!
あとはインプットしたものをどれだけアウトプットできるかです。
実際の韓国旅行で食事を頼むときや、ショッピングをするときに必須の範囲なのでぜひ使ってみてください。
例えば、韓国料理屋さんで
몇 분이세요?(何名ですか?)と聞かれたら
세 명이에요. (3人です)
注文するときも
이인분 주세요(2人分ください)
こんな感じで言ってみてください。
一回言えるとすごく自信がつきますよ!
実践的に韓国語が使えてくると韓国語が楽しくなってきます。
今日も記事を読んでくださり、ありがとうございました!
여기까지 읽어주셔서 감사합니다. 여러분 오늘도 좋은 하루 되세요!
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